エンジニアより一言
マスタリングと言っても実は色々な作業やご要望があって、なかなか一言では言い表せないのですが、
基本的には「仕上げの作業」で、目的によっては「サウンドの魅力を最大限引き出す作業」と考えています。
音源、ご要望、目的等々、何が最適な処理かを見極め、
調整したものを聴いて頂き、違和感があれば修正を加え仕上げるというのが基本的な流れです。
ミュージシャンからの依頼であれば、ご要望もジャンルによっても様々。
音圧を上げたい、躍動感のあるサウンドに、透明感のあるサウンドに等々色々なご要望があります。
どうしたいかが明確であれば一直線にそこを目指しますし、その工程で何かアイディアが浮かべばご提案もしながら
マスターを仕上げていきます。
どうしたいかをどう伝えれば良いか分からなくても大丈夫です。
そう言う事であれば、まずはこちらで考え処理した音を聴いて頂き、違和感があれば修正を加え仕上げていきます。
ちなみに音をいじることありきでのマスタリングは考えていません。
サウンド面も完成されていていじる必要がないと判断すれば、そのようにご提案差し上げますし
その場合はいかに劣化なくご要望のフォーマットに落とし込むかを考え、先の作業を進めていきます。
音質を変えたくない、曲間のタイミングだけ調整したい等という場合も遠慮なくご利用ください。
多くの時間を費やしたレコーディングからミックス。
基本的にはミックスを壊すことのないマスタリングを心がけ、私の思うベストサウンドをまずご提案するのですが
これはこれで、もう少し~な感じも聴いてみたいというご要望があれば可能な限り試したりもします。
まずはやってみる事。
実はこれが大事な事で、やってみてうまくいく事も意外と多いのです。
ご要望を頂いた時にどんなアイディアが出せるか。
これこそ1988年より沢山のミュージシャンと重ねたセッションが活きてきます。
その宝の様な経験を思う存分注ぎ込みたいと思っています。
マスタリングエンジニア / 代表 橋本